陣場台熱球録 web版 その38

平成15年 決勝0−1で惜敗

平成15年の野球部は、前年秋の新人戦地区予選一回戦でコールド負けしたチームとは思えない活躍を見せる。

春季は地区代表決定戦で16−6と軽米高校を破って県大会出場を果たした。県大会一回戦では3−8釜石南と成績は振るわなかった。

しかし、春から夏にかけて投手・守備陣が安定し、打撃も好打者五日市陽介を中心にチャンスをものにするねばり強いチームに仕上がった。

一回戦5−3宮古工業、二回戦13−3宮古水産、三回戦6−5一関学院を撃破した。一関学院は前年夏のエースが残り、この大会でも優勝候補であった。序盤から試合を優位に進め、一時は逆転を許したが、不動の四番五日市の同点本塁打などが飛び出し会心の勝利を収めた。        
続く準々決勝の金ヶ崎高校戦は押されながらも2−1と逃げ切り、準決勝の花巻東戦では遠投戦で3−2と接戦をものにした。昭和60年以来の決勝進出である。接戦を勝ち上がってきた勢いをそのままに戦いたかったが、雨天のために試合は一日順延となった。

決勝戦もまれに見る接戦となった。福岡投手陣が踏ん張り、特に7回の無死満塁を無得点に切り抜けたあたりでは、流れは完全に福岡にあるかに思われた。

しかし、実力に勝る盛岡大学付属は8回に1点を挙げこれが決勝点となった。福岡も最終回に、気力十分の五日市のバットに期待が持たれたが、敬遠気味に歩かされ次打者が打ち取られて万事休した。

敗れたとはいえ、この年の野球部の活躍は見事であった。私立四強の一角を崩し、1点差の接戦をものにして勝ち上がる姿は高校野球の醍醐味である。雨天での順延がなければ・・・。


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