陣場台熱球録 web版 その62

伝説の雨中戦

昭和54年のチームも好守にバランスの取れた好チームであった。前年秋の新人戦では岩手県大会の決勝まで進出。春の大会は福高グランドがメイン会場で開催され、後のプロ野球西武ライオンズに入団する田鎖投手を擁する盛岡工業に準決勝で敗れた。

 夏の大会は「三度目の正直」を目指して奮闘する。エースとして期待された2年生の下村敏也投手が大会前に故障し、マウンドは遊撃手の欠端光則が守った。

 三回戦は歴史に残る住田高校との雨天の試合であった。盛岡市営球場で行われ試合は、途中から雨が激しくなり、ベンチまで水がたまり、一球ごとにボールの交換が行われた。

 打球は雨のため内野では勢いが無くなり、外野を抜けると勢いが増すという状況であった。1点リードの9回裏、無死満塁のピンチを迎えた。

 この試合も伝統の守備陣が良く守り、最終的には6−5で勝利する。昭和の名勝負には必ずといって良いほど語られる名勝負であった。



目次に戻る


甲子園100年物語 輝いた東北の男たち
 岩手から世界へ伝統への挑戦「南部美人」 
貯めて使える。便利でお得な楽天スーパーポイントで楽しさアップ!