謎の石碑  (平成26年6月10日)


水戸学を研究している方からある資料を譲り受けました。
下斗米将真(相馬大作)が、津軽公に宛てた隠居勧告文の拓本です。
その研究者は、藤田東湖関連の資料とともに「拓本」を保管していたものです。
古美術に詳しい方から鑑定していただいたところ、石碑から写し取った拓本に間違いないものと判明しました。

カシオペア連邦の歴史上、他者にもっとも影響を与えた人物が下斗米将真ではないかと考えています。
彼の事跡は別の機会に紹介するとして、下斗米将真から影響を受けた人物は数多く居ります。

・藤田東湖(水戸藩士。水戸学の精神的支柱)
・吉田松陰(幕末の思想家。明治維新に強い影響を与えた)
・男谷精一郎(幕末の剣豪。勝海舟の伯父。平山道場の門弟)
・勝 海舟 (幕末の幕臣。明治維新の一方の功労者)
・小保内定身(幕末の南部藩内尊王家。会輔社の中心人物)
・青木欣四郎(旧制福岡中学の初代校長)
・飛田穂洲(水戸出身。学生野球の父)

さて、入手した拓本は保存状態がそれほど良くはありませんでした。
知り合いの表具師に相談をし、掛軸に表装したほうが良いとの助言です。
早速、横浜の表具師に表装を依頼です。



出来上がった掛軸は部屋に飾ってじっと眺めて楽しんでいました。
そんなある日、この石碑はどこにあるんだろうという疑問が浮かんできました。
拓本と一緒にあった資料には「原碑福岡町」とあります。



まずは呑香稲荷神社にある石碑を訪れました。
石碑には津軽公に宛てた隠居勧告文が彫られていました。
しかし、残念ながら文字の大きさが違いました。

その後、盛岡の感恩寺、鹿角市の大湯温泉など、下斗米将真関係の土地を調査しましたが原碑を見つけることはできません。
謎は深まるばかりです。

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相楽総三とその同志;相馬大作と津軽頼母 (日本歴史文学館)  水戸学と明治維新 (歴史文化ライブラリー)